広島とサラエボ―日本とヨーロッパという遠く離れた二つの都市には、実は多くの共通点があります。両都市とも、戦禍による荒廃から復興した歴史があります。またどちらも市域面積に占める山間部の割合が高いという地形的共通点があります。両都市とも、都市化に伴い丘陵地の住宅化が進んだことで、土砂災害(地すべり、土石流、がけ崩れ等)のリスクが高まりました。このような共通点から、両都市の行政担当者が参加し、…

秋山 浩美, 高松 正嗣, Mustafa Copelj, Megha Mukim |

世界銀行理事会はこのほど、IDA危機管理ファシリティの設置勧告を承認した。同ファシリティは、食料不安や異常気象を中心に、複合する世界的危機による開発課題悪化への対応に向け、世界の最貧国支援を拡大していく。

西尾 昭彦 |

ウクライナでの戦争が食料システムに与えているダメージを見くびることはできません。2年間にわたるコロナ危機と、気候変動、通貨下落、財政状況の悪化により、世界はそれでなくても不安定になっていました。食料価格の乱高下を抑え、この新たな危機から抜け出せるかどうかは、各国の政策と世界的な協力にかかっています。

マリ・エルカ・ パンゲストゥ |

写真: Evan Blaser/Flickr ペルーとエクアドルが抱える災害リスクの中でも特に大きな問題は、都市への人口集中と地震災害に対する脆弱性です。2007年、ペルー南部の沖合でマグニチュード8.0の地震が発生し、520人の命を奪い、数え切れないほどの建物が損壊しました。2016年にエクアドルで起きた最近の地震の犠牲者数は200人を超え、さらに多くの人が負傷しました。 もちろん、…

Sofía Guerrero Gámez, Georges Darido, Ignacio Sánchez D’Ocon, Naho Shibuya |