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「協調」に関する3つの教訓-グローバル・インフラストラクチャー・ファシリティ(GIF)の1年目を振り返って

Patricia Pena's picture
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「協調することと、その場に最もふさわしく行動することを学んだ者が繁栄を続けてきた」-これは、相互に結びついた世界における進化のプロセスについてチャールズ・ダーウィンが残した有名な一節だ。1年前のこの時期に、グローバル・インフラストラクチャー・ファシリティ(GIF)を構成するパートナー達は、 3カ年の試験的イニシアティブに着手し、協調的プラットフォームを設立して、コンセンサスの構築および助言提供に加え、最も必要とされる地域において、ファイナンスが成立し得る「バンカブル」なインフラ案件の組成にコミットした。まだ進化の途上にはあるが、ここで一度 、GIFのこれまでの歩みについて振り返り、今後の展開について考えてみたい。

設立後1年間に、インフラ分野における協調プロジェクト準備の難しさについて多くの教訓が得られた。中でも注目に値する3つの教訓を以下に示す。
 

データ革命の活用と、地理空間技術を駆使したより効果的な土地管理

Klaus Deininger's picture
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【概要】
地球観測の精度向上、コンピュータの性能拡大、通信機能の進展は、各国政府、世界銀行による効果的な土地管理を可能にし、ひいては貧困削減と繁栄の共有促進にも役立つ大きな可能性を秘めています。

このような技術は、世界銀行の取組み領域を以下の3つの観点で大きく変えることになるでしょう。

第一に、以前には不可能であったレベルで土地利用の状況が把握・追跡が可能となります。
第二に、市民からの情報提供によるデータ構築など、より多くの人が参加できるようになります。

機会均等ですべての女性に恩恵を

Annette Dixon's picture
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国連の「国際女性の日 」の今日、南アジア諸国におけるジェンダーの不平等がどれほどの弊害をもたらし、その解消のために何ができるかについて考えてみたい。

インド:防災面で広がる女性の役割

Malini Nambiar's picture
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女性コミュニティーのリーダー達。 写真: World Bank

【概要】

3月8日は国際女性の日です。インドにおいて女性は伝統的に家庭を守る立場であることから、防災面での役割は見過ごされてきました。しかし、インドの沿岸地域をバスで巡り、各地の防災プロジェクトを支援する「強靭性構築への道(Road to Resilience)」プログラムを通じ、防災面でいかに女性がリーダー的役割を果たしているかが見えてきました。

国際インフラ支援システムで、インフラ・プロジェクトの透明性、効率性、品質を確保

Christophe Dossarps's picture
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透明性、効率性、高品質-この3つは、筆者を含め、インフラ・プロジェクトに関わる者がごく頻繁に耳にする言葉です。残念ながら、我々がこれらのコンセプトに馴染みがあるのは、多くのプロジェクトに欠けているからにほかなりません。しかも、欠けているという事実は、「次回避けるべきこと」という教訓をもって認識されることが多いのです。

今回、プロジェクト準備のためのデジタル・プラットフォームである国際インフラ支援システム(IISS)が整備されたことで、官民パートナーシップ(PPP)によるインフラ事業や従来からの調達業務における透明性、効率性、品質が確保できるようになりつつあります。IISSの導入により、インフラ・プロジェクトの準備、資金調達、成果の導き方が大きく変わる可能性があるのです。過去6年にわたりこのプラットフォームの開発に携わってきた筆者も、IISSの大きな可能性に大いに期待しています。IISSによって、より質の高いインフラをより迅速に整備することができるようになり、地球全体で人々の生活の質を高めることができるでしょう。

男女平等を促進していない国は経済的にも伸び悩む

Sri Mulyani Indrawati's picture
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© Stephan Bachenheimer/World Bank


女性だという理由のみで、特定の業務に就労することを禁じている国は世界で100カ国に上る。女性に対する差別的法律が少なくとも1つ存在する国は150カ国に達する。女性を不利な立場に置く法律が全くない国は18カ国のみである。
こうした例は、女性による経済的潜在性の追及を阻んでいる法的障害のごく一部に過ぎない。世界銀行グループが9月9日発表した調査報告書「女性、経済活動、法律2016」によると、女性が男性と同様の方法でパスポートを申請できない国は32カ国、夫の意向で妻の就職を禁じている国は、ヨルダンイランを含め18カ国と指摘している。

急速に変化する世界での貧困測定

Kaushik Basu's picture
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世界銀行グループは、2030年までに極度の貧困層を人口の3%以下に削減するという目標を掲げている。数日後に持続可能な開発目標(SDGs)が国連総会で初めて採択されることを受け、国際社会も同じ目標を掲げることになるだろう。

数週間後、世界銀行は、SDGsの目標の進捗状況を計測するため、国際貧困ラインの改定を発表する予定である。生活に要するコストの変化を反映した新国際貧困ラインの設定で、極度の貧困層の世界的分布がより正確に把握できるようになり、保健、教育、水、衛生などの重要なサービスを必要な人に届け、その生活を大きく改善させることが可能になる。

国際貧困ラインはどのように設定するのだろうか。

次なる感染症の世界的流行への備えはできているか? 世論は否定的

Jim Yong Kim's picture
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リベリアの首都モンロビアで患者の体温を測る看護師  © Dominic Chavez/World Bank


外交官や科学者の間では、こと外交政策や世界的脅威への取り組みに関する限り、一般市民は何が最善策なのかをよく理解していないという通論がまかり通っている。課題が複雑すぎて一般には理解し難いからだと専門家は言うのである。だが、最近行なわれた世論調査の結果を見ると、感染症の世界的流行が人命と経済に深刻な脅威となり得ること、そして、そのために何をすべきかを多くの人々がよく理解していることが示されている。

レジリエンスに富んだ開発への道 – 2015年以降に向けて

Francis Ghesquiere's picture

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世界銀行グループは現在、WBG-IMF春季総会のためワシントンに集まる188の加盟国からの代表者を迎え入れる準備で、活気に満ちています。

世界銀行防災グローバルファシリティ(GFDRR災害リスク管理チームにとり、欧州連合、日本政府、USAIDと共催の、第4レジリエンス・ダイアログ開催準備のため、非常に重要な時期です。今回は、2015年以降の開発のフレームワークにおいて、災害と気候変動に対する強靭性(レジリエンス)を強化することにより貢献可能な役割を中心に取り上げます。