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レジリエンスに富んだ開発への道 – 2015年以降に向けて

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世界銀行グループは現在、WBG-IMF春季総会のためワシントンに集まる188の加盟国からの代表者を迎え入れる準備で、活気に満ちています。

世界銀行防災グローバルファシリティ(GFDRR災害リスク管理チームにとり、欧州連合、日本政府、USAIDと共催の、第4レジリエンス・ダイアログ開催準備のため、非常に重要な時期です。今回は、2015年以降の開発のフレームワークにおいて、災害と気候変動に対する強靭性(レジリエンス)を強化することにより貢献可能な役割を中心に取り上げます。

災害・気候リスクは、ミレニアム開発目標(MDG)の最初のフレームワークのなかでは取り上げられていませんでしたが、最近では、災害による物理面の壊滅的な影響、経済的損失やGDP統計に留まらない影響の例が数えられないほど見られます。災害・気候リスクは、貧困削減や持続可能な開発といった目標の達成を妨げることが明らかであるため、MDGに代わる開発フレームワークのなかに統合する必要があります。

これにはさまざまな方法があります。2月にジャカルタで開かれた災害リスクの削減およびポスト2015年開発アジェンダに関する世界会議では、ポスト2015年の目標全体において、災害に対する強靭性を各目標に横断的に関わるものとして主流化しつつ、災害リスク削減という単独の目標と組み合わせるべきであるという結論が出されました。開発の「障壁」という広い意味での強靭性に関する目標のなかに災害に対する強靭性を入れ込むべきという声がある一方、災害管理に具体的に的を絞った単独目標を掲げるべきだという声もあります。詳細は未定ですが、新しいフレームワークでは、繁栄と持続可能性の共有が中心テーマになることが明らかになってきています。

この点を考慮し、将来の課題(急速な都市化と、4℃の地球温暖化とこれに伴う異常気象という非常に具体的な脅威)に直面するなか、災害・気候リスクを無視できないことは分かっています。私たちが今日下す決定は、最終的には、繁栄と持続可能な成長軌道の共有を達成できるかを左右することになります。