世界で最も貧しい国が持つ共通点

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2030年までに極度の貧困をなくすには、貧困が最も根強く残っている場所に注目する必要がある。新報告書「脆弱性・紛争:貧困との戦いの最前線で」は、このような場所が脆弱性・紛争の影響下(FCS)にある地域、またはサブサハラアフリカ地域だと指摘している。

さらに報告書は、世界に明確な境界線があると指摘している。2019年の世界各国の貧困をみると、貧困率が最も高い43の国はすべて、FCSか、サブサハラ・アフリカ地域かのどちらかで、3分の1以上の国は両方に属し、43すべての国で人口の5分の1以上が極度の貧困状態に置かれている。

対照的に、サブサハラ・アフリカ地域でもFCSでもない国の貧困率はすべて19%以下だ。これらの国での貧困率は以前から低かったわけではく、2000年前後は、FCSでもサブサハラ・アフリカ地域でもない国の貧困率は、これよりも高い数値を示していた。

貧困率が最も高い43の国はすべてFCSか、サブサハラ・アフリカ地域である、またはその両方である

 

本ブログは、新報告書「脆弱性と紛争:貧困との戦いの最前線で」のデータを用いたシリーズの一環である。同報告書は、なぜ脆弱性と紛争への対応が貧困削減目標の達成に不可欠であるかを説明し、とるべき行動の方向性を示している。また、脆弱・紛争の影響下(FCS)における充実した暮らしについて、これまで欠けていた推定値を新たに示すと共に、こうした状況下において貧困がどういった多次元の性質を持っているかを分析している。更に、これまでFCSにおけるデータが揃わなかったため、脆弱性と貧困、その相互作用について世界的な全体像を正確に描けなかったことを示し、新たな測定戦略がいかに斬新な形で課題に取り組むものであるかを説明している。

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