気候変動危機には極めて不公平な側面があります。世界の最貧困層は気候変動への寄与度が最も低い水準にあるのです。世界銀行の数十億ドル規模の基金である国際開発協会(IDA)は、74の最貧国を支援していますが、こうした国々が世界全体の温室効果ガス排出に占める割合は10%未満にすぎません。にもかかわらず、気候変動から最も深刻な打撃を受けています。

西尾 昭彦 |