急峻な山間地において、道路インフラは土砂災害に対して非常に脆弱です。道路やその利用者、周辺住民や影響を受ける人々へのジオハザードリスクを積極的に管理する手法を紹介するために、「道路土砂災害リスク管理ハンドブック」が日本 - 世界銀行防災共同プログラムの支援により作成されました。

Akiko Toya, 高松 正嗣 |

都市部の火災への強靭性を強化するには、国および地方レベルの関係当局および機関がリスクを認識し、火災予防策への投資で得られる恩恵を明確に認識することが第一歩と考えられます。建築規制を活用した都市部での防火対策の現状把握を進めるため、防災グローバル・ファシリティ(GFDRR)の「建築規制を活用した防災プログラム」では、日本-世界銀行防災共同プログラムの支援により、専門機関や研究者の協力を得て、…

Theresa Abrassart, Brian Meacham, Keiko Sakoda, Thomas Moullier |

新型コロナウイルス感染症の世界的流行発生時、生活を維持するために食料や水、情報、保健などのサービスを必要としていた人々を救ったのが、近隣のつながりや地域の組織でした。そして、そのような地域組織の多くが社会的企業でした。ブログでは、成果連動型融資を通じた社会的企業による取り組みを考察します。

Maitreyi Bordia Das, Elaine Tinsley, Ibrahim Ali Khan |

「アスファルトよりもシリコンを」——これは、都市モビリティの未来を見据えた重要なモットーです。 交通渋滞など都市部の混雑がもたらす公害に対し、都市はデジタルツールを用いて既存の資源をより有効に活用することで、インフラの増設を避けることができます。新興国ではいま、このようなデジタル戦略が都市の持続可能性と成長を左右するものとされており、今後、…

Carlo Ratti |

私たちの世界は今、急速に高齢化しています。歴史上で初めて、世界で65歳以上の高齢者人口が5歳未満の子供の数を上回り、今世紀半ばにその数は2倍以上になると予想されています。どのようにすれば、可能な限り低コストで、高齢者たちが生産的で社会に不可欠な一員となれるよう、都市を設計することができるのでしょうか。

Yuko Arai |

今日、世界の各都市は、新型コロナウイルス感染症に関して、その能力の極限におよぶ対応を迫られています。
保健危機、社会的危機、経済危機を同時にもたらした今回の世界的流行により、各都市の計画性や危機管理能力が露呈し、危機的な状況下において各都市がどの程度機能するか、あるいはしないのかを露わにしています。

Sameh Wahba, Jan Vapaavuori |

被災時に、限られた水と電気やガスで調理ができるレシピ本が発売されました。料理という基本的な行いが、人々が災害時に生き残る上で役に立つのならば、コミュニティ全体の強靭性を維持させることができる国の政策には、どんなレシピ(手段)があるでしょうか。

Keiko Sakoda, Bandita Sijapati |

世界銀行の報告書「What a Waste 2.0」によると、廃棄物の発生は2050年までに70%増加すると予測されていますが、これは世界の人口増加率の約2倍にあたります。一人当たりの廃棄物の量は確実に増え続けており、その主な要因は急速な都市化と経済成長です。都市は、増え続ける大量の廃棄物を管理するために緊急に対応する必要があるのです。

Sameh Wahba, Silpa Kaza, Kremena M. Ionkova |

災害は、何十年もかけてようやく実を結んだ開発の恩恵を瞬時に消し去り、その後何年も、時には何世代にもわたる痛ましい大きな被害を生じさせることがあります。 現在、開発途上国における都市開発の約90%が災害を受けやすい地域周辺で行われています。ただちに気候変動および災害対策を講じなければ、世界中の都市に毎年3,140億ドルの損害が生じ、7,700万人もの都市住民が貧困に陥る可能性があるのです…

Sameh Wahba, Mami Mizutori |

近年、河川や海岸線の開発が増えたことに加え、異常気象も発生するようになり、気象災害による影響が増大しています。これにより、各国政府が災害管理のために自然を活用する傾向が強まってきています。自然の力を最大限に引き出し、今よりも災害から身を守れる世界の実現のための取組みとはどのようなものでしょうか。

Brenden Jongman, Suzanne Ozment |