世界から貧困を撲滅するために-脆弱性と紛争への対応が鍵

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2030年までに極度の貧困を3%まで削減するという世界目標の達成に向け、脆弱性・紛争・暴力はどの程度深刻な脅威となっているのだろうか。新報告書「脆弱性・紛争:貧困との戦いの最前線で」は、脅威は極めて深刻であると指摘し、いかにして向き合うべきかについてその方向性を提言している。 

21世紀当初、世界全体で極度の貧困層の5人に1人が脆弱性・紛争の影響下(FCS)で暮らしていた。それ以降、貧困は脆弱性・紛争の影響下にない国においては着実に減少してきたが、FCS国での貧困層の数は今も増え続けている。その結果、現在は世界の貧困層の約半数がFCSで暮らしている。現在の傾向が続けば、2030年までに、FCSで暮らす人々の数は世界人口の10%であるにもかかわらず、世界の貧困層の3分の2を占めることになる。FCS国を除くと、2030年を期限とする歴史的な貧困削減目標の達成に向けて世界は順調に進んでいる。ところがFCS国を含めた場合、目標達成は困難となる恐れがある。この状況を打開するためには、貧困、脆弱性、紛争が複合的に見られる状況において思い切った行動をとることが求められる。FCSにおけるデータの充実が重要な第一歩となる。  

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