2020年4月1日より現職。持続可能な開発分野における特に複雑な課題への各国の対応を支援するため、広く世界銀行グループ全体およびパートナーから最高レベルの専門知識を集約・活用するグローバル・プラクティス及びテーマ別グループを統括。担当するグローバル・プラクティスおよびグループは、農業・食料、気候変動、環境、天然資源・ブルーエコノミー、環境・社会枠組み(ESF)実施ユニット、社会開発、都市・防災・強靭性・土地、水。
これまでに、世界銀行気候変動グループのグローバル・ダイレクター、世界銀行農業・食料グローバル・プラクティスのシニア・ダイレクターを歴任。世界の貧困削減、食料・栄養安全保障、天然資源管理の向上に向けた農業研究プログラムを統括する国際農業研究協議グループ(CGIAR)の理事会議長。 2016年より世界経済フォーラム(WEF)グローバル・フューチャー・カウンシルズの共同議長。2017年5月よりEAT財団 諮問委員会の委員。
1991年、世界銀行入行後、農業・農村開発セクター・ボードと環境セクター・ボードの議長、中国の農業ユニット責任者、ヨーロッパ・中央アジア地域の農業・農村開発ユニット、農業・農村開発部門(現農業・環境サービス部門)などで様々な任務を経験。中でも、中国黄土高原における流域管理プロジェクトでのリーダーシップと、鳥インフルエンザの世界的流行対策プロジェクト70件(総額10億ドル以上)を担当したセクター横断的チームの統率で高い評価を受けた。同チームの取組みは2008年の世界食糧危機の際に再現された。
独ホーエンハイム大学にて農業工学修士号と農業経済博士号。