2020年5月22日 今週の動き:新型コロナウイルス感染症対応、バッタ被害、新チーフエコノミスト、他

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今週は世界銀行グループにとって重要な動きがあった。以下にこの1週間の世界銀行グループの主な動きをまとめる。

  • 世界銀行グループの新型コロナウイルス感染症に対する緊急保健プログラムが100カ国で実施される。我々は、この前例のない危機に対し幅広い支援を提供するために、ファストトラック融資アプローチを50日以内で立ち上げている。
World Bank

 

  • 世界経済の縮小により、最大6,000万人が極度の貧困に陥る恐れがある。世界銀行グループは、社会的保護、拡張性の高い現金給付、およびその他の生計を支援するための措置を通じて、緊急対応支援の拡大に取組んでいる。また、貿易と運転資金を支援することにより、民間セクターを支えている。債務の返済猶予によってより多くの資金を新型コロナウイルス感染症対策のために使うことが可能となり、透明性確保への努力が回復を後押しする。
  • 本日、世界銀行はアフリカと中東で数百万人の食料安全保障と生計を脅かしているバッタの大量発生による被害対策に向けた緊急蝗害対応プログラム(ELRP)に対して5億ドルを承認した。新型コロナウイルス感染症に加え、このバッタの大群による被害は、何百万もの人々の生命と生活を脅かす前例のない二重の危機を与えている。
  • そして今月は、より大きなバッタの群れが東アフリカを襲っていることを受けて、世界銀行は影響を受ける国々がバッタの大群を制御し、将来の集団発生を防ぎ、影響を受ける世帯が生活を続け、最終的に危機を克服するための資金と技術支援を強化している。被害の大きいジブチ、エチオピア、ケニア、ウガンダは、ELRPの初期段階から支援を受ける。また、最も被害を受けた世帯やコミュニティへの緊急支援を優先する。
  • カーメン・ラインハート氏を世界銀行グループの副総裁兼チーフエコノミストに任命できたことを嬉しく思う。彼女の専門知識、洞察力、リーダーシップは、新型コロナウイルス感染症の危機からの回復、持続可能で広範な経済成長の回復、債務と投資の透明性の向上における世界銀行の取組みの核となるだろう。
  • 今週初め、私はドイツのメルケル首相と議論を行い、またクリスタリナ・ゲオルギエバ国際通貨基金(IMF)専務理事をはじめとした国際機関のリーダーが集まる会議に参加した。これらの会合の中で、私は債務救済と透明性が最貧国の新型コロナウイルス感染症からの回復の鍵であることを強調した。このパンデミック後、企業や成長の回復をより早く実現するためには、民間セクターを維持することが重要である。資金は人々に直接届かなければいけない。
  • また、ヨルダンのラザーズ首相とも前向きな議論を交わした。世界銀行グループは、ヨルダンの新型コロナウイルス感染症に対する取組み、社会的セーフティネット、難民支援、教育セクタープログラムをはじめとした支援を提供する。ヨルダンにおける開発成果を良好なものにするために、引き続きラザーズ首相と協力を続ける。

この一週間を通じ、我々世界銀行グループの職員は、この困難な時期においても、世界の最も貧しい人々にために良い成果を出すための努力を再び示した。この先の道のりは長いものになるが、この世界的なパンデミックの中で、あらゆる資源と専門知識を駆使して世界の最貧困層の人々の命と生活を守ることに尽力するチームの姿に勇気づけられる。

 

LinkedIn投稿より転載


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