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??: Alana Holmberg/???? 写真:Alana Holmberg/世界銀行

気候変動は私たちの世代の歴然たる課題である。気候変動問題は、過去数十年に渡って築き上げてきた開発成果を覆し、貧困を深刻化させ、不平等を悪化させている。世界銀行グループは、新たな気候変動行動計画(CCAP)を策定し、これまで以上の支援が届くよう努めている。

新たな気候変動行動計画の要点は2021年4月1日に理事会で提示され、4月2日にデイビッド・マルパス世界銀行グループ総裁が声明を発表した。同計画については既に、国、市民社会組織、気候変動の専門家から多くのフィードバックをいただいており、世界中の関心を踏まえ、同計画を要約したスライド資料を掲載し、皆様からのフィードバックやご質問を募集している。

2016年から2020年にかけて実施された最初の気候変動行動計画は、途上国における気候変動対策に830億ドルの支援を提供し、再生可能エネルギー導入の大幅増加、世界中の脆弱なコミュニティにおける災害リスクの軽減、数百万人への早期警告システムへのアクセス、景観復元などの成果が得られた。新たな気候変動行動計画(2021~25年)では、さらに目標を上げ、気候変動の緩和と適応のための資金の更なる増大や、すべての資金フローがパリ協定に沿った整合性を確保すること、各国における石炭からの移行を支援する。  

新たな気候変動行動計画は、気候対策とすべての開発の完全な統合を目的としている。気候変動への適応と強靭性に注視するとともに、温室効果ガスの排出量が最も多い5つの主要システム、エネルギー、輸送、都市、農業と食品、製造業の変革を促進し、より野心的な気候対策を講じる各国政府と民間セクターへの支援を後押しする。

英語ページの一番下にあるコメント欄から、ご意見を投稿していただく、またはccapWBG@worldbankgroup.org宛に英語でメールを送信してください。コメントは5月18日まで受付け、できるだけ多くの質問に回答いたします。


投稿者

Ethiopis Tafara

Vice President, Chief Risk, Legal & Sustainability Officer and Partnerships

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