デイビッド・マルパス世界銀行グループ総裁 写真: © Simone D. McCourtie/世界銀行
この1週間、COVID-19をめぐる危機はさらに深刻化した。以下に世界銀行グループ(WBG)の動きをまとめる。
- 3月17日(火)、世界銀行と国際通貨基金(IMF)の理事会がCOVID-19の急速な広がりの予防、検出、対応を図る各国や企業に対するファストトラック支援パッケージ(FTF)を140億ドルに増額することを承認。
- 週末の時点で、世界銀行のチームがFTFの下、40カ国で最大17億ドルのプロジェクトを準備中。アフガニスタンとエチオピアでのプロジェクトは来週理事会に提出。その他14カ国について来週の会議で決定。その他の国での迅速な対応の枠組みを策定予定。
- ファストトラック・パッケージに加え、既存プロジェクトの再編を通じCOVID-19対策を支援。これまでに24カ国に対し最大15億ドル。対象は世界銀行が定義する6地域すべてにわたる。2-4週間で理事会の動きを期待。
- 3月18日(水)、世界健康危機モニタリング委員会(GPMB)と電話会議。COVID-19の感染拡大、新たな診断・治療の方法やワクチン開発のために必要な措置、感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)に対するG20の支援について議論。
- 先週、ビル&メリンダゲイツ財団共同代表と類似のトピックについて議論。 COVID-19への対応での連携について生産的な電話会議を実施。
- 木曜日、世界銀行のフェリード・ベルハジ中東・北アフリカ地域総局(MENA)副総裁が、域内各国の財務大臣・中央銀行総裁との電話会議を開催し、COVID-19関連のニーズと対応について議論。先週、同副総裁はアフリカの40以上の国の財務大臣・中央銀行総裁とニーズについて議論。
- 重要な点として、我々は通常の国別で行われる調達に加えて、大規模な調達につながる様々な素早い調達手法を特定した。
- 他にも世界銀行による重要な取組みが進行中。 例えば、3月16日(月)、世界銀行は、ケニアのサバクトビバッタの大量発生の封じ込め強化のための既存プロジェクトから1,380万ドルの再配分を実施。
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